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【新刊】『そえたび 添田健一旅小説集』

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『そえたび 添田健一旅小説集』
著者:添田健一
装画:松下利亜
発行:行雲流水
頒布:第三回「静岡文学マルシェ」あ-06 雲上回廊
日程:2019年06月16日(日)
価格:500円
判型:A6(文庫本)
頁数:120ページ
部数:100部

異国の都市を、諜報戦下の砂漠を、
大河の大峡谷を、厳寒の雪山を、
志を胸に、旅往くものたち。

[収録作品]
 真備すなわちマキビと訓(よ)み 
 サマルカンドへの道
 長江のうた 星へのたび
 黄山の霞客

収録作品のくわしい内容はこちら。裏表紙と本文抜粋文もあります。

【購入方法】
『そえたび 添田健一旅小説集』は行雲流水より発行しております。静岡文学マルシェ、文学フリマ等の即売会で直接販売をおこなっております。

 また、下記の書店様の店頭もしくは通販にて取り扱っていただく予定です(取り扱い開始日未定)。

・amazon
・架空ストア(吉祥寺)[通販]
・盛林堂書房(西荻窪)[通販]
(50音順、敬称略)
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『そえたび 添田健一旅小説集』収録作品と本文抜粋

 改めて、『そえたび 添田健一旅小説集』の収録作品と裏表紙、裏表紙にも掲載している本文抜粋文を紹介します。

[収録作品]
 真備すなわちマキビと訓(よ)み 
 サマルカンドへの道
 長江のうた 星へのたび
 黄山の霞客

 こちらが表紙です。挿画は松下利亜さんです。
 冒頭作品の「真備すなわちマキビと訓(よ)み 」から。巫女を抱きかかえている強靭な体つきの男性が、主人公の吉備真備です。

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 そして、こちらが裏表紙の画。二作目の「サマルカンドへの道」。
 現在でいう、ウズベキスタンの砂漠が主舞台です。

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[収録作品詳細]
真備すなわちマキビと訓(よ)み
 霊亀三年(西暦717年)。第九次遣唐使留学生として入唐した快男児、吉備真備は揚州の難上陸の際に瀕死の地元の老巫女を救う。老巫女より占言を受けた真備は、導かれるようにして揚州の観星台にて運命の書とめぐりあう。

サマルカンドへの道
 19世紀後半。英露の諜報戦ひしめく警戒下の中央アジアの灼熱砂漠を、托鉢僧に身をやつした男が青の都をめざす。『吸血鬼ドラキュラ』のヴァン・ヘルシング教授のモデルである人物の若き日の熱砂行。

長江のうた 星へのたび
 若くして科挙に及第した蘇軾は、父と弟、自身の妻と赤子、弟の妻とともに、一家で居住する京師(みやこ)をめざすべく、決死の覚悟で長江三峡下りの船旅に出る。中国文化最大の巨人、蘇軾の若き日の冒険行。

黄山の霞客
 明末の探検家、徐霞客(じょ・かかく)は、中国各地の名山の前人未到の断崖絶壁を踏破する過酷な旅を続けている。だが、名峰、黄山に挑むべく、山のふもとにたどり着いた霞客の身に不可思議な事件が次次と生じる。


[裏表紙にも掲載している作品の本文抜粋]
 隊商は総勢で四十八名。二十四頭の駱駝、六頭の馬、四頭の驢馬、そして荷車を牽く水牛が二頭である。それぞれの駱駝は二人分の食糧である小麦粉、そして水を積んでいる。二峰駱駝が二十頭、ヒヴァ産の燃えたつような赤い毛をした一峰駱駝が四頭である。
 一八六三年五月十一日。早朝。
 この朝より、われらの巡礼の一団は、平原と砂漠を越えて、東へと進みゆく。隊商がめざすのは、石の都ボハラ。私はそこから、さらに東の地へと進む。目的地は神秘なる青の都サマルカンド。この世の中心にして、東西を分かつ都市。少年の時分より、憧れていた地である。
(「サマルカンドへの道」より)

【新刊】『キリンライナ 下 明の鄭和艦隊』


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『キリンライナ 下 明の鄭和艦隊』
著者:添田健一
装画:玉川重機
編集:添田健一
解説:並木陽
発行:行雲流水
頒布:第27回「文学フリマ東京」雲上回廊ブース ア-24
日程:2018年11月25日(日)
価格:900円
判型:A6(文庫本)
頁数:252
部数:150部

「行雲流水」は、添田健一の個人サークル名です。
上巻を含めた購入方法はこのページの下部もしくは、こちらを参照。
漫画家の玉川重機さんによる上下巻表紙の全景はこちら
登場人物の紹介はこちら

 

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史上初のキリン遠洋輸送を完遂すべく、アラビアの貿易港市アデンを出港した明の鄭和艦隊分遣隊は、
アラビア海を横航し、インド、セイロン、ベンガル湾を越えて、同盟国のマラッカ王国に到着した。だが、その先には最大の難関マラッカ・シンガプーラ海峡が大自然の脅威で立ち塞がってくる。キリンの訓練士、鄭彩霞に忍び寄る悪意の影。義妹の身を案じる明の皇女、安寧郡主。二人の行動に心を動かした琉球の女武器商人、那美が告げる海峡越えの秘策とは。一方、帰国先の明でも異変が起きていた。15世紀海洋冒険ロマン、佳境へ。 解説・並木陽
 

【補足】
本作『キリンライナ 明の鄭和艦隊』上下巻は、2015年5月、史文庫さんが、第二十回文学フリマ東京にて、
刊行された歴史小説アンソロジー『世界史C』収録作「アデンにて」を冒頭に含む、その後のアデンから南京までの
大航海を描いた物語です。『世界史C』未読の方も、差し支えなく、お読みできます。
『世界史C』は、2018年現在、頒布終了となっております。

装画:玉川重機さんの漫画作品一覧
解説:並木陽さん(歴史小説家)の作品一覧

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 五月二十日。マラッカ寄港六日目。マラッカ沖の洋上にて、軍事演習がとりおこなわれた。日中からはじめられる。
 郡主と彩霞も丘の上から見学していた。近くには那美たち、渡海衆の一団もいる。使われている火薬は琉球産の硫黄である。
 艦隊の戦船、砲船、火薬船がマラッカ港からも一望できる沖に編隊を組んで、試射をおこなう。砲兵が一斉の号令のもと、海をめがけて発砲する。大気を震わせる大音声が響き渡る。洋上に白い垂直の水飛沫が高くあがる。
 試射が終わると、模擬船である巡洋艦があらわれる。敵船である。中央の帆柱のいちばん高いところに赤い小さな帆がたなびいている。戦船の一隊は機動性を駆使して、迅速に編隊を組み、敵船を半円に包囲する。すぐさま、風上のことごとくをおさえてしまう。
 片舷斉射の合図。またしても大音声。戦船から焼夷弾が敵船の帆をめがけて一斉に発射される。雨あられと降り注ぐ火の弾が白い帆を射抜き、敵船は大きく揺れた。炎はたちまちひろがり、すべての帆を燃やし尽くしてしまう。黒い煙があがる。敵船は丸裸になり、航行能力さえ失ってしまう。明軍は次なる攻撃である火樽の投下をおこなうべく、備え終えている。すぐに白旗があがった。
 郡主は固唾を呑んでこの光景を凝視していた。明軍の航行能力、武力は圧倒的であり、またたくうちに勝敗がついてしまった。これだけ歴然とした戦力差を見せつけられては、航行中の明軍を不意であれ、襲撃しようと考えるものはいないであろう。
 演習は陽が傾きかける時刻まで続けられた。洋上には白い砲煙がなおもくすぶり続けている。

 (本文28-29ページより)

 【購入方法】
 『キリンライナ 明の鄭和艦隊』上下巻は、文学フリマ等の即売会で直接販売をおこなっております。 
 また、下記の書店様で取り扱っていただいております。

 ・H.A.Bookstore(蔵前)
 ・架空ストア(吉祥寺)
 ・古書 音羽館(西荻窪)
 ・古書 ますく堂(池袋)
 ・盛林堂書房(西荻窪)
 ・東方書店(神田神保町)
 ・忘日舎(西荻窪)
(50音順、敬称略)

  通販での購入。
 ・東方書店から通販する [上巻]

『キリンライナ』上下巻全景@装画:玉川重機

キリンライナ全景 

【新刊】『キリンライナ 上 明の鄭和艦隊』

キリンライナ 上 明の鄭和艦隊

『キリンライナ 上 明の鄭和艦隊』
著者:添田健一
装画:玉川重機
編集:秋山真琴
発行:雲上回廊
頒布:第二十六回「文学フリマ東京」ア-34 雲上回廊
日程:2018年5月6日(日)
価格:900円
判型:A6(文庫本)
頁数:212ページ

購入方法詳細は、雲上回廊サイトのこちらへ。

キリンライナ上ノンクレジット

十五世紀初頭。大航海時代前夜。
「海の帝国」中国・明の永楽帝は鄭和率いる南海遠征艦隊を派遣。
第四次航海にしてアフリカ東海岸マリンディに到着。
現地国王よりキリンを朝貢される。
伝説の霊獣「麒麟」出現に沸く明は、
アラビアの貿易港市アデンの王立庭園アル・ハディーカに、
南京までの海上輸送を依頼する。
キリンの訓練士となる少女、鄭彩霞、
明の皇女、アラビアの航海士、ペルシアの設計技師、
マラッカ王妃、琉球の女武器商人、
多くの国の人物が手を携え、世界最高技術を駆使し、
史上初のキリンの遠洋輸送に挑む。
大航海ロマン開幕!

キリンライナ地図



 【購入方法】
 『キリンライナ 明の鄭和艦隊』上下巻は、文学フリマ等の即売会で直接販売をおこなっております。 
 また、下記の書店様で取り扱っていただいております。

 ・H.A.Bookstore(蔵前)
 ・架空ストア(吉祥寺)
 ・古書 音羽館(西荻窪)
 ・古書 ますく堂(池袋)
 ・盛林堂書房(西荻窪)
 ・東方書店(神田神保町)
 ・忘日舎(西荻窪) (50音順、敬称略)

  通販での購入。
プロフィール

そえ

Author:そえ
 都内杉並区西荻在住。添田健一名義で、中国史をはじめとした歴史小説、ファンタジーを書いています。
 著書『墨妖』『迷迭香』(「三侠五義」翻案)短編集『そえもの』『そえぶし』
 古書店イベント団体「西荻ブックマーク」スタッフ。
 アイコンは新進気鋭のアーティスト山下昇平画伯による拙作画像です。

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